交流電流、モーター、ラジオ、リモコンの原型。
──わたしたちが今あたりまえに使っている技術の、
たくさんの入口をつくった人がいます。
ニコラ・テスラ。「発明王」として知られるエジソンと同じ時代を生き、
ある意味ではそれ以上に未来を見ていた、
と言われる発明家です。
そのテスラが、こんな言葉を遺したそうです。
──「3と6と9の意味が分かれば、あなたは宇宙の鍵を手にできる」。
天才の言葉、と片づけてしまえばそれまでです。
でも僕は、この「3・6・9」という数字の話を知ってから、
ずっと胸の奥に、小さな問いが引っかかったままなんです。
天才が見せた、ふしぎな「こだわり」
テスラには、いくつも不思議なエピソードが残されています。
そのひとつが、「3」という数字への、
なみなみならぬこだわりです。
テスラは、建物のまわりを歩くとき、必ず3の倍数の回数だけ歩いてから中に入った、と言われています。食事の前には、ナプキンを決まった枚数だけ使った、とも。ホテルの部屋番号も、3で割り切れる数字を選んでいたそうです。ただの気まぐれと呼ぶには、あまりに徹底していた、と伝えられています。
なぜ、そこまで数字にこだわったのか。
──その理由を、テスラ自身がはっきり書き残しているわけではないそうです。
だからこそ、後の人たちが「彼は、この世界のなにか大切な仕組みに気づいていたのではないか」と、
想像をふくらませてきました。
もちろん、これは断定できる話ではありません。
「単なる潔癖症だった」「几帳面な性格だっただけだ」という、
冷静な見方もたくさんあります。
「エネルギーと、周波数と、振動」
テスラが遺したとされる言葉の中に、もうひとつ、
有名なものがあります。
──「宇宙の秘密を知りたければ、エネルギー、周波数、振動という言葉で考えなさい」。
音が振動であることは、なんとなく想像できますよね。
声も、楽器の音も、空気を震わせて、わたしたちの耳に届きます。
では、わたしたち自身は、どうでしょう。
心臓は、一定のリズムで打ち続けています。
脳の中では、微弱な電気信号が絶えず行き交っている。
──つまり、わたしたち一人ひとりもまた、
ある種の「振動」であり「周波数」なのだ、
という考え方が、ここから生まれてきます。
- 気分が沈んでいるとき、体まで重く感じるのは、「波」が乱れているのかもしれません
- 逆に、心がすっきり晴れた朝は、まるで違う周波数で鳴っているように感じます
- 「あの人といると元気になる」という感覚も、周波数の共鳴と言えるのかもしれません
テスラが「振動で考えなさい」と言ったとき。
それは電気の話であると同時に、もしかしたら、
わたしたちの心や魂の話でもあったのではないか。
──そんなふうに、僕は想像してしまうんです。
「3・6・9」が指していたもの
では、なぜ「3・6・9」だったのか。
数字が好きな人たちのあいだでは、こんな見方が語られています。
1から順に数字を2倍にしていくと、1、
2、4、8、16、32……と続きます。
ところが、それぞれの位を足して一桁にまとめていくと、
そこに「3・6・9」だけが、決して現れない──という、
ふしぎな規則性が見えてくるそうです。
「3・6・9」は、他の数字が回り続ける輪の、外側に立っている。まるで、動き続ける世界を、静かに支える”軸”のように。──だからテスラは、そこに「宇宙の鍵」を見たのではないか。都市伝説の世界では、そんなふうに語られてきました。
これは、数学的にきちんと証明された「真理」というわけではありません。
あくまで、数字の遊びのように語られてきた話です。
でも僕が心を惹かれるのは、その正しさよりも、
「目に見える動きの奥に、目に見えない軸があるかもしれない」という、
その発想そのものなんです。
テスラの数字と、「あなたの周波数」の接続点
ここまでは、遠い時代の、天才発明家の話でした。
でも、いちばん大切なのは、ここからです。
テスラが見つめていた「周波数」や「振動」は、
実は、あなた自身のことでもあるのですから。
わたしたちは、毎日いろんな周波数を浴びて生きています。
ニュースの不安、SNSのざわめき、誰かの機嫌、
比べてしまう気持ち。
──気づかないうちに、まわりの「波」に、
自分の周波数を合わせてしまっている。
テスラが「振動で考えなさい」と言ったように、あなたにも、生まれつきの”固有の周波数”があります。それがまわりの雑音に埋もれてしまうと、なんだか自分らしくない、しっくりこない毎日になってしまうのかもしれません。
本来のあなたが、どんな音で鳴っているのか。
それを思い出すことが、都市伝説的に言えば、
あなたにとっての「宇宙の鍵」なのかもしれません。
あなたの「本当の周波数」に触れる、3つの問い
テスラのロマンを、ただ「天才ってすごいね」で終わらせてしまうのは、
もったいない。大事なのは、そこから視点を、
自分の内側へと戻すことです。
今夜、眠る前に、こんなことをご自身に問いかけてみてください。
- いっしょにいると、自分の”音”が澄んでいく気がする人は、誰ですか?
- 反対に、会ったあとぐったり疲れてしまう場所や情報は、ありませんか?
- まわりの雑音がぜんぶ消えたとき、あなたの心は、本当はどんなことを求めていますか?
この3つに、正解はありません。
ただ、答えようとすること自体が、まわりに合わせすぎて眠っていた「あなたの周波数」を、
そっと呼び戻していきます。
本当に大切なのは、あなた自身の目覚めです
「3・6・9」が、本当に宇宙の鍵だったのか。
テスラが、どこまで見えていたのか。
本当のところは、100年たった今も、
誰にも分かりません。
でも、それでいいんだと思うんです。
大事なのは、答えそのものより、「あなたの中にも、あなただけの周波数が鳴っている」という、
その事実に気づくこと。
テスラの数字は、その音を思い出すための、
入口にすぎません。
僕は20年間、たくさんの方の手のひらを見つめてきました。
そこにいつも書かれていたのは、「あなたはまだ、自分の本当の響きを、聞ききれていないだけだ」というメッセージでした。
テスラの遺した言葉も、結局は同じことを伝えている気がしてならないんです。
もし、この記事を読んで胸の奥が少しざわついたなら。
それは偶然ではないのかもしれません。
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